被災時に必要だったのはバールだった

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今後30年以内に、首都圏で発生するM7クラスの地震発生率は70%とも言われています。きょう起こるか30年後に起こるかわかりませんが、非常に高い確率で巨大地震が起こると思うと、ちょっと怖くなりますね。

大きな地震が起きた時に倒壊や焼失する建物は約61万棟とも言われているそうです。

阪神・淡路大震災で亡くなった人数は5,488人。その死因の77%にあたるのが「窒息・圧死」だったというデータもあります。地震発生が早朝だったこともありますが、タンスや戸棚、家屋などの下敷きになってしまったために救出できなかった方なども多くいたそうです。

消防や警察の救出作業によって助かった人も多くいましたが、全員が被災者である地震直後は、人手が足りません。被災した市民による救出活動が重要な役割を果たしたと言います。倒壊した建物から生還した35,000人のうち27,000人は近隣住民の手で救い出されたとも言います。

震災が起きたら、建物の下敷きになった人を見つけるかもしれない。もしかしたら家族が倒壊した建物に取り残されているかもしれない。

そんなときに備えておきたい防災グッズが「バール」です。

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被災地で活躍する大型バール

倒壊した家屋や、歪んでしまって閉じ込められた人を救助する時に、ものすごい力を発揮するのがバールです。特に柄の長い長尺バール(大型バール)は、災害時に役立ちます。

バールはテコの力を使って、小さい力で大きなものを動かすことができる道具です。900mmサイズのものは一人で使っても600kg以上のものを動かすことができます。

参考 人命救助で役立ったバールNHK for School

バールの使い道としては、
・ガレキ除去(倒壊した家屋に閉じ込められた人を救助)
・ドアをこじ開ける(地震で歪んだドアや窓をこじ開ける)
・車両からの脱出(動かなくなった車の窓ガラスを割る)
などでバール一本で行えます。

900mmサイズや、一回り小さいけれど扱いやすい750mmサイズのものがあります。

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バールには、鉄製のものと中空シャフトのものがあります。中空シャフトの方が軽量ではありますが、強度で言えばやっぱり鉄に軍配があがります。

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防災用バールもあります

防災に使う目的で作られたバールもあります。

タニコーの「らくらく39バール」です。

鉄製ほど重量がなく、しかし自動車のフレームなどに使われている高張力鋼管製により、強度も十分。2kgの重さで、女性でも十分に扱えるバールです。

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先端部はR状になっていて、テコの原理を使って800kgまで持ち上げることが可能だそうです。

ラクラク39バール ショート(亜鉛メッキ)

静岡県磐田市のふるさと納税の返礼品としても取り扱いがあるようです。これはお得ですね。

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バールの使い方はどうすればいいの?

実際バール ってどう使えばいいのか、どんなところに注意すればいいのかわからないと思います。

生駒市消防本部の動画を参考に万一に備えてイメージトレーニングです。

災害にはバールを1本

思い瓦礫を持ち上げたり、ゆがんだドアをこじ開けたり、車のガラスを叩き割ったり。バール1本あるだけで、被災時にとれる行動の幅が大きく広がります。

普段から持ち歩くようなものではないので、家に1本おいて置く、そんな防災グッズです。

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