住み始めて思うのは、家づくりはデメリットを把握しておくのが大切ということ。

住み始めて気づくことは多い

家に住み始めると「あ、こんな感じだったんだ」と気づくことが意外に多い。
家が建つ前にどれだけ設計に時間をかけて、頭を巡らせて、思いを馳せていても、なかなかどうして。

気づかなかったことのなかには、明らかに失敗したと後悔するほどではないまでも「こんなデメリットがあったのか」と思わされる、言わば発見のようなもがある。土地の値段が安いけれど、駅からは遠い。なんていうのは、デメリットがなにかは誰でもわかる。問題になるのは、わかりにくいデメリットの方だ。不動産屋さんや建築士さんのような専門家に聞いてしまえば解決するかもしれないし、なんなら前もって教えてくれればいいのになんて人のせいにしてみたりもできるけれど、だいたい設計している間は楽しそうなメリットばかりに気を取られているからデメリットになるかもしれない部分に気付きにくいし、不動産屋さんや建築士さんがわざわざ前もって教えてくれることは少ない。(少なくとも僕の場合は、そう感じた)
デメリットを言うことで施主を迷わせないように気遣ってくれていることもあるだろうし、実は設計している本人も気づいていないこともあるだろう。だってどれだけキャリアが長かろうと、出来上がった家に住んでいないわけだから。そのあたりはどんな優秀な設計者よりも、僕の方が家のことを知っているぞと悦に浸ったりもする。

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デメリットを把握しておくことが大事

とはいえ、住んでみてこれは違ったなというのは、少ないに越したことはない。どんな部分がよくないかは、先に完成しているみんなのブログを見たりして、それを自分のケースに脳内変換しながら、実際に住んでみたらどんなものなのか、あれこれ想像するしかないのかもしれないのだけれど、心構えとしては「メリットのあるものには、必ずデメリットもある」と思っておくといい。リビングが広いと、掃除は大変かもしれない。日当たりがいいと、夏は直射が厳しいかもしれない。閑静な住宅街は、夜道が寂しすぎるかもしれないし、学校が近いは、日中チャイムが聞こえる土地かもしれない。メリットとデメリットは裏表。視点を変えるといい部分は悪い部分に、悪い部分はいい部分に姿を変える。大切なのはいい部分ばかりに気を取られ、知らず知らずのうちに悪い部分に目をつむって見なかったことにしてしまうこと。家づくりは楽しいし、思い通りのものが図面にされていたりすると満足してしまうのだけれど、その先の見えづらい部分にがんばって目を凝らすと、住んだ時の満足度がちょっとだけ上がるかもしれない。そんな風に思います。

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