家をつくっていると、いたるところで課される税金。
土地購入にかかる税金と建物にかかる税金でそれぞれ記事にしました。
さすが複雑な税金の仕組みなだけあって、思いの外ボリュームが多くなってしまいました。
そこで、注文住宅での家づくりでどんなタイミングでなんの税金がかかるのかシンプルにまとめ直します。
注文住宅の家づくりにかかる税金はいつ、どんなものがあるんだろう?
注文住宅の家づくりでかかる税金たち
いつ、どこで、どんな税金がかかって、なにを注意するとよいかまとめます。
- 土地の売買契約を結ぶ時
- 印紙税
- 消費税
契約を結ぶ時に契約書にかかる税金です。収入印紙 を契約書に貼っての納税になります。
土地売買のような高額な契約書の場合、1000円以上の高額な収入印紙が必要なので郵便局で購入しましょう。高額な収入印紙はコンビニでは売っていない可能性が高いです。
不動産仲介定数料にかかります。ぼくの場合、土地契約時に仲介手数料の半金を支払いました。
- 建築士との設計監理契約を結ぶ時
- 印紙税
- 消費税
設計監理契約書にかかります。設計監理料を分割支払い分などの場合は、200円の収入印紙で済むこともあるかと思います。その場合は、コンビニでも入手できます。
設計監理料には消費税がかかります。
- 土地の引渡しのとき
- 印紙税
- 消費税
- 固定資産税と都市計画税
- 不動産取得税
土地の売買契約時と同様です。
仲介手数料残金にかかります。
土地の引渡しのタイミングで、固定資産税と都市計画税を日割り計算します。引渡し後の日数分の税金を売主さんと買主さんの間で精算します。
土地を取得した時に発生します。都道府県税です。
住宅用で土地を購入した場合、徴収猶予の申告をすれば土地の不動産取得税は税額が下がる可能性があります。
税事務所に自分で申告しないといけません。原則として申告の期日は土地取得後60日以内になります。
- 住宅ローンを契約するとき [adsense02]
- 工務店との工事請負契約を交わすとき
- 印紙税
- 消費税
土地の売買契約時と同様です。
工事費などの建物代金には消費税がかかります。
- 着工金・中間金支払いとき
- 印紙税
- 消費税
住宅ローンの分割実行をしている場合、銀行で契約書を交わすたびに印紙税が必要になります。
設計監理料・工事費には消費税がかかります。
- 建物引渡し時
- 贈与を受けたとき
- 贈与税
住宅取得に関する援助を受けた場合は、贈与税がかかります。
一定金額の贈与まで非課税になる住宅取得資金に関する軽減措置もあるので、いくらまでの援助なら非課税になるか確認しましょう。
家づくりのイベントごとに税金がかかります
注文住宅建築中のぼくの場合にかかった税金、これからかかる税金についてまとめてみました。
イベントの順番もぼく基準です。すみません。
注意すべきは不動産取得税でしょうか。申告しないと減額されません。
建売住宅だったり、ハウスメーカーでのオーダー住宅なら営業さんだったりが手続きをサポートしてくれたりするのかもしれません。
注文住宅の家づくりの場合、不動産屋さんは土地を買うまで、それ以降は建築士さんや工務店、銀行は住宅ローン周りだけなど、家づくり中でも役割が分かれているので、次になにをするのか何を準備するのかとかわからないことが多くあります。
多少でも自分に知識があること質問もできますので、家づくりも勉強が大切ですね。
住宅取得にかかわる税金についてはくわしくは三井不動産のページがわかりやすかったと思います。
契約するとき、引渡しのとき、税金がかかる