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【しゅうにゅういんし】
高額な領収書に貼るもの。
収入印紙は税金
金銭や有価証券の受取書や領収書は、印紙税の対象になります。
5万円以上の領収書は課税対象になり、収入印紙を貼り、割り印を押す必要があります。
5万円未満のものは非課税です。
金額によって課税される額が決まっています。
3000万円超5000万円以下の場合は、1万円の収入印紙が必要です。
消費税分は課税対象には含めません。
消費税額がはっきりわかる場合は、本体価格のみが課税対象になります。
消費税の記載の仕方で、課税対象額が変わってくるので、高額な取引の場合は注意が必要です。
不足していたら、さらに税金の徴収が
印紙の額が不足していたり、貼られていなかったりすると、過怠税が別途徴収されてしまいます。
過怠税は、本来の印紙税額+その2倍に相当する金額とされています。つまり3倍。
ただし、収入印紙の不足や貼り忘れに気づき自己申告した場合は、ちょっと少しおまけしてくれて本来の印紙税額+その10%の金額となります。つまり1.1倍にしてもらえるようです。
ちなみに収入印紙を貼る必要がある契約書に故意に印紙を貼らなかった場合は脱税になります。
収入印紙の購入場所
収入印紙は郵便局や法務局で購入することができます。
少額の印紙ならコンビニでも購入できます。
1000円以上の印紙が高額なものと一般的には認識されているようです。
高額な印紙は郵便局で購入する方が確実ですが、それでも小さい郵便局ではストックがない可能性もあるので、確認が必要です。
コンビニに売られている収入印紙は、たいがい200円分です。
収入印紙は郵便窓口もしくはゆうゆう窓口で購入できます。
ゆうちょ銀行の窓口では購入できません。
使わなかった収入印紙は交換可
未使用の収入印紙は、郵便局でほかの金額の収入印紙と交換することができます。
交換の際には収入印紙1枚につき5円の手数料がかかるという、謎の仕組みがあります。
収入印紙のくわしくは郵便局員も知らない
収入印紙についてわからない場合、販売している郵便局の窓口で局員の人に聞いても解決しない場合があります。
その場合は、郵便局員の方を問い詰めるのではなく税務署に連絡して確認しましょう。