注文住宅建築中に起こった問題のひとつ。
それが、下水道管引き込み工事費用の発生です。
地盤改良と並んで、注文住宅建築あるあるのひとつと言っても過言じゃないです。
しかも結構な金額になるので、ダメージも大です。
結局想定していた予算とは別に準備する羽目になったのですが、
建築士とのやりとりなどを考えると、もうちょっと上手いやり方があったんじゃないかなと思います。
下水道管の引き込み工事が必要だった
購入した土地が、もともと1つだった土地を分筆したものでした。
なので、上下水道などのすべての配管がそろっておらず、
ぼくの購入した土地には、下水道管を引き込まなくてはいけませんでした。
ついていないことに下水道管が深かった
前面道路からの引き込みになる工事でした。
工務店さんからの説明によると、深さや距離によって工事費は変わるとのことで、
工事をするのも役所などから委託されている業者が行うので値引きはなし、とのこと。
不動産会社から下水道管の図面などをもらいましたが、
掘ってみないと正確な深さや、土地までの距離はわからないということで、
掘って出てきたものがなるべく浅く近くなっているように祈るのみでした。
浅く近ければ50万〜。深く遠ければ100万オーバー。
(結構金額変わるんだなぁ)
建築士の見積もりには含まれておらず
問題はここから。
下水道管の引き込み工事の費用について、いままであーでもない、こーでもないしてきた
設計図面の見積もりの中でまったく考慮されていなかったんですね。
建築士の人は、土地探しも少し手伝ってもらっていて、
その土地の下見も一緒に行ってもらっていて、その際、公共配管の図面や不動産屋さんの説明も聞いているので、
下水管の引き込み工事が必要なことも把握していたはずではあるのですが、
その工事については予算のだったり、発生する金額に計算にいれていなかったようで。
(実際工事費についても、工務店からの説明で「100万かかる場合もあります」と言われた時に
「そんなにかかるの!?」と驚いていたので、あんまり重要視していなかった可能性はあります)
こちらとしては、家づくりにかけられる総予算を話して、設計をお願いしているので
追加で出すの結構しんどいわけです。
ついてないことに高額な工事費用
いざ道路を掘ってみると、通常よりも深い下水管の位置(距離はちょっと近め)。
請求された工事費は100万超オーバーの大出費となってしまいました。
消費税もかかってくると、工務店からの請求書を、見たくない気分に。
とりあえず、どうしたか
手持ちの資金から持ち出すのが、正直しんどかったので、引き込み工事分の代金は
工務店からの工事費用の一部として、住宅ローンで賄えるようにしてもらいました。
そのままだと、単純な予算オーバーなので、設計部分をもう一度精査。
削減できるところは削減して、見直せるところは見直す作業に再度突入。
建築士でも忘れるときは忘れる
事前に、工事費が100万もかかってくることがわかっていたら、
お金の工面の対応の仕方もあったろうし、
なにしろ心の準備ってものをすることもできたでしょう。
でも、それを教えてくれる人は、ギリギリまで誰もいませんでした。
建築士の人も予算調整の段階で、いろんな資材を安価に変更したり、工法をシンプルにして
作業日数の削減や職人さんの人数を少なくしたり、細かい調整をたくさんやってくれて頑張っていたのはわかります。
なので、一層、思うのは、後回しにしていた引き込み工事分の予算組みを忘れちゃっていたんだろうな、ということです。
建築士に、「総額いくらでやってください!」とお願いしても、忘れるときは忘れる。
建築士も人なのでしょうがないのかもしれません。
もしくは、家本体以外のもろもろの工事費(外構や境界塀など)についてはアバウトに考えているかもしれません。
信じるか信じないかはあなた次第ですが、家づくりっていろんなところにお金がかかるのは事実ですねぇ。
家づくり=土地代+家本体代+α。αも結構お金がかかる