目次 閉じる
【しなごうばん】
シナノキを使った合板
シナノキ科の榀(シナ)の木でできた積層合板のひとつ。表面にシナノキを薄く切った単板を貼った木質ボードのことで、シナベニヤとも呼ばれます。
芯板にもシナを使ったものを共芯合板などといって、芯板が別の木材になっているものと区別したりします。
[adsense01]シナ合板の特徴
熱圧接着しているため、含水率が低く、温度による膨張や収縮が小さいのが特徴です。
またきれいな木口で、加工性が高く、反りにくいのも材質でもあります。
こういった特徴を持つ木材のため、通常は壁や天井の仕上げ材というよりは、造作家具として本棚や下駄箱などに使われたりします。
シナ合板の色味
薄い肌色のような色味で、明るい。木の節など木目はあまりないシナ合板は、木材の柔らかい印象で、いい意味で癖の少ない木材と言えます。
明るい色味は、白い壁ともよく合います。白木のような色味とも言えます。
モダンなインテリアにもマッチする素材でもあります。
無垢材よりも値段が安く、仕上げ材として使われることもあります。
ただし、高級感に関しては物足りなく感じられることもあるようです。
[adsense02]