害虫対策を考えていたところ、食虫植物を発見。しかも普通のホームセンターで。
効果はいかほどなものかわかりませんが、3種類購入してみました。
観賞用から捕獲姿を見れる物まで!?食虫植物は種類が豊富
一口に食虫植物と言っても、見た目や栽培方法、捕虫の仕方まで千差万別。今回購入したのは、ハエトリソウ、ウツボカズラ、サラセニアの3種類です。
ハエトリソウは捕虫の様子も見ることができるタイプ、ウツボカズラとサラセニアは虫の姿は見えない植物です。
食虫植物の代表格「ハエトリソウ」
近づいた虫を、パクッと捕まえる姿がとても有名なのがハエトリソウ。植物なのに、機敏に動く姿が不思議です。
ハエトリソウは寒さにも強いので、食虫植物の中でも育てやすいのも特徴です。
捕虫葉をつつくと、機敏に動く姿をみることができますが、植物にとってその動きのエネルギー消費はかなりのもの。あまりやりすぎると枯れてしまう恐れもあるので、遊びでつつくのは少なめにしておきましょう。チーズなどで養分補給することもできるそうです。
筒状の葉に虫を呼び込む「ウツボカズラ」
捕まえた虫を溶かしてしまう様子を見るのはちょっと嫌だなと思う場合、おすすめなのはウツボカズラです。
独特な形状の葉っぱは、落とし穴状になっていて、虫を葉の中に誘い込みます。捕まえた虫は覗きこまなければ見えないので、あえて見ようとしなければ大丈夫です。
ちなみにウツボカズラは「ネペンテス」の名前でも知られています。
ラッパ型の筒状葉っぱ「サラセニア」
ラッパの形をした筒状の葉っぱを上向きに伸ばしているのがサラセニアです。ウツボカズラと同様に筒状の葉っぱの中に虫を誘い込むタイプの食虫植物です。
可愛らしい見た目と色合いが観葉植物としてもちょうどよいのではないでしょうか?
サラセニアとウツボカズラにはチーズを与えてはいけません。筒の中を塩分や油分で痛めてしまうことになるからだそうです。
食虫植物はほかにもいろいろ
食虫植物にはたくさんの種類があります。
虫を貼り付けて捕らえる「モウセンゴケ」
赤いヒラヒラ部分が特徴のモウセンゴケは、日本にも自生しているポピュラーな品種の食虫植物です。
モウセンゴケには虫を捕まえる葉っぱは付いていません。その代わり、葉っぱに粘液が付いていて、その粘液にくっついた虫を消化します。つまり、くっついた虫が溶けていくのが丸見え…
トンボなどの大型の虫も捕まえるそうなので、捕虫している様子を見たいという人にはオススメかと。そうじゃない方はあえてモウセンゴケを選ぶ必要はなさそうです。
可憐な花をつける「ムシトリスミレ」
名前の通り花をつけるのがムシトリスミレ。
花をつけますが、捕虫タイプは茎や葉から出している粘液で虫を捕らえるタイプなので、虫の姿を見たくない人にはちょっと避けたい食虫植物です。
白いうさぎのような見た目の「ウサギゴケ」
耳を立てた白いウサギのように見える花をつけることから名前がついたウサギゴケ。
虫を食べるのではなく、根っこにある袋で、土壌中の微生物などを捕虫します。
ハエなどの害虫対策にはなりませんが、観賞用にはなりそうです。
食虫植物だからと言って虫を食べさせる必要はなし!
食虫植物あるあるですが、よくある勘違いとして「虫を上げなければいけない」と思われています。
でも、そんなことはないんです。食虫植物とはいえ植物です。水や養分をちゃんと与えておけば、虫を食べなくても枯れるようなことはありません。
虫が苦手でも心配する必要はないんですね。
食虫植物で害虫対策&植物鑑賞を!
見た目も種類も豊富な食虫植物は、名前のおどろおどろしさとはちょっとイメージが違う植物かもしれませんね。
虫の姿が見えないタイプのものもたくさんありますし、育てやすいものもあります。
身近なホームセンターでも販売されている場所が多くなっています。一度食虫植物コーナーに足を運んでみてください。意外と気にいるものがあるかもしれませんよ。