お気に入りの土地が決まったら、まず行うのが購入申し込みです。
売買契約前にする、その土地を買いたいという意思表示、それが購入申し込みです。
気に入った物件が見つかったからって、なんでもかんでもやみくもに購入申し込みすればいいってわけでもありません。
購入申し込みにもある程度の準備が必要でした。じゃ、その準備ってなんでしょうか?という話。
購入申し込み、事前に必要なものってなんだろう?
申し込むだけじゃ終わらない!?購入申し込みで決まることとは?
この購入申し込み、ただ買いたいんですというだけでは、当然のことながら済まなくて、購入申し込みをした段階でいろいろと決まるものがあります。
希望する買取価格が決まる
まず、いくらの価格で購入申し込みするかを決めないといけません。
もちろん最終的な価格ではなくて、これから交渉を始めるための希望する価格です。
住宅売買は相対取引なので、必ずしも売り手の言い値で買う必要はなく、値段の交渉をすることができます。
普段不動産屋さんのチラシに掲載されている状態が売主さんの希望する販売価格です。
売る側の希望価格なので、買う側が必ずしもその価格で買わないといけないものではないです。
売主さんの希望価格から値引きしてほしいなと思っているとしたら、
この購入申し込みをするタイミングがそのときです。
希望する買取価格を提示して購入申し込みを行いましょう。
そのためにも必要なことがあります。
購入申し込みまでに、いくらくらいの値引きしてほしいと思っているのかとか、売主さんは値引きに応じてもらえるような状態なのかを確認しておかなければなりません。
どれくらい値引きしてほしいかは、自分の予算や近隣物件との比較などで決められます。
売主さんが値引きに応じそうかどうかは、物件が発売された時期からどれくらい経っているか(売れ残っているか)とか、売り急いでいそうかとか、売買価格を引き下げたことがあるかどうか、
などから判断できたりします。
契約期限が決まる
購入申し込みをする際に決まることのひとつに、契約期限があります。
契約をいついつまでにしますという、契約に関するスケジュールです。
今までのんびりと土地探しをしていると、この契約までの時間の少なさの突然感に少し戸惑うくらい、
急にテンポアップします。
それくらいのギアチェンジ感で、契約までの期限を決める必要があります。
購入申し込みは先に手を挙げた人の方が、優先的に交渉できるという暗黙の了解的なものがあるようです。
でも本当は、後からでも条件がのよい買い手が現れたら、そちらと契約していいんですね。
お気に入りの物件を見つけたら、
後から手を挙げる暇を与えないようにするためにも、早めに契約を決めるべきでもあります。
不動産屋さんが自分都合のために、早く契約させようとせっついてるだけじゃないんですね。
購入申し込みの意志を記入する書面に、物件の引き渡し希望時期、売買契約時期などが、暫定ではありますが決まります。
契約時の手付金が決まる
契約の期限が決まるのと同様に、契約をする時の手付金の金額もいくらにするか決まります。
手付金の金額は、通常だいたい購入価格の3〜5%くらいとのことでした。
売主さんと売買契約を交わすときに必要になるお金です。
その場で渡すので現金で準備できるようにしておかなければなりません
売買契約の日取りは、休日の場合もあります。
そして、コンビニのATMでは引き出し限度額の制限があることも。
すぐに引き出せる口座にいくらあるのか、いくらなら大丈夫なのかを確認は必須です。
住宅ローンを組む銀行が必要
住宅ローンが通らなかったら、住宅購入のもろもろの契約が白紙に戻る。そんなローン特約があるのを聞いたことがあるかと思います。
ローン審査がダメだった場合、違約金や手付金を放棄することなく、売買契約を白紙にすることが可能です。
でもこのローン特約、どこの銀行でもよいというわけではないんですね。
実際に住宅ローンの組む銀行は、土地の引き渡しまでに決めれば間に合います。
ですが、契約を白紙撤回に戻す銀行はこの購入申し込みの段階で決めなければなりません。
ここで決めた銀行とは違う銀行での住宅ローンが通らなかったとしても、契約の撤回はできないんですね
ローンを実行する銀行はまだ先でも大丈夫ですが、ローンを申し込む銀行は、ある程度の想定はしておかないといけませんね。
[adsense02]意外といろいろ決まってしまう購入申し込み
買い取り価格、
売買契約スケジュール、
住宅ローン申し込み銀行、
などなど、購入希望を出す申し込みと言えど、住宅購入の中でも大事なものが数多く決まってしまうのが購入申し込み。
なかでも購入申し込み時に提示した買い取り価格がベースになって話が進んでしまうのが、一番大きいので、
しっかりと考えておくのが賢明です。
買い取り希望価格は、結構重要なので、周辺相場・売主さんの状況・予算…などを事前に調べておこう